他人のために戦うとぬかすかッ! 正義ヅラした偽善者めッ!
そう言って、何人の人間を殺した?
貴様の手も血で汚れていよう。 所詮、俺も貴様も同じ穴のムジナだ。
遅かったな、デニム。待っていたよ。 英雄と呼ばれた貴様がなぜ、解放軍に追われているのか、やっとわかったよ。 公爵は貴様のことが嫌いなのさ。 貴様のように手を汚さず、きれいごとばかりを語り、美味しいところだけを盗む…。 汚い仕事は他人まかせで、理想や正義をちらつかせる…。 それが貴様だ。 いずれ民衆は、公爵を見限り、貴様を支持するようになるだろう。 公爵より『汚れていない』からな。 しかし、それもつかの間だ。 どうせ、貴様もそのうちに『汚れる』さ。くっくっくっ。 さあ、おしゃべりはここまでだ…。
この城の…裏切り者どもは…救世主を求めている… |
これでガルガスタン軍は我々だけになってしまったというわけだ。
よく見ておけッ、小僧ッ! これが誇り高き武人の死に様だッ!!
ウォルスタ人ごときに・・・・・・ごふっ・・・・・・ごふっ・・・・・・
違うだと・・・? ばかな・・・・・・。貴様ら解放軍も我々と同じ・・・・・・だ・・・
ふははは・・・ なんて御都合主義なんだ。ごふっ・・・・・・ごふっ・・・・・・
それは詭弁だ・・・。この偽善者めッ! ごふっ・・・・・・
民を欺き・・・・・・仲間を欺き・・・・・・そして、自分をも欺くのだな・・・・・・