シリーズ攻略・解析

ストーリー・世界観

オウガバトルサーガについて

本作「伝説のオウガバトル」は「オウガバトルサーガ」と呼ばれる全8章の物語の1つ。
第5章「March of the Black Queen(黒き女王の行進)」にあたります。

中世の西洋文化を感じさせる世界観に、
天使、悪魔、ドラゴン、魔法などが存在するファンタジー世界が融合されている。

第5章は、武力と権力で大陸を支配する“神聖ゼテギネア帝国”に反旗を翻す若き英雄が、
圧政に苦しむ各地の都市を解放し、民衆の支持を勝ち取り、
大陸に真の平和を取り戻してゆくストーリーです。

オープニング

古の昔、
力こそがすべてであり、
鋼の教えと闇を司る魔が支配する
ゼテギネアと呼ばれる時代があった。

プロローグ

5人の勇者達がゼテギネアの戦乱を収めてから半世紀あまりが過ぎた。

大陸の東にあるゼノビア王国では神帝グランの後を継ぐジャン王子の戴冠式が行われようとしていた。
まだ4歳になったばかりの王子の後見人には、グラン王と共に勇者として名高い賢者ラシュディが迎えられた。

しかし、ラシュディは王の手を取るどころか、その強力な魔力で、かつての友であったグラン王を殺害した。
ラシュディの虐殺はなおも続き、王宮には逃げ惑う人々の悲鳴だけがこだましていた。
しかし、これは後に続く暗黒時代のほんの前触れに過ぎなかった……。

ゼノビア王国の事件と時を同じくして、北方の軍事国家ハイランドがゼノビア目指して進撃始めようとしていた。
ハイランド軍を率いているのは女王エンドラ。
「漆黒の女王」の異名を持つ女王は、氷のような白い肌と怪しく濡れる真っ赤な唇を持ち、
そのカリスマ性はハイランド軍にとどまらず、悪鬼や怪物を統べる力を持っていた。

ハイランドは、ゼノビアをはじめとする4つの王国に戦いを挑み、瞬く間に各地を平定していった。
ついにはゼノビア城を制圧。わずか一年で大陸全土を平定し「神聖ゼテギネア帝国」を建国する。
ハイランドがここまで強大な軍事国家となった背景に賢者ラシュディがいたことを
人々が知ったのは、かなりの歳月が流れた後のことだった……。

帝国の支配はまさに恐怖政治そのものであった。
圧政から逃れようとする者たちや、旧王国派の生き残りには、容赦なく追手が差し向けられた。
密告や裏切りが蔓延り、多くの血が流された。
こうした帝国の支配に不満を持つ者たちは、各地で抵抗運動や反乱を繰り返していたが、
帝国軍の強大な軍事力の前に多くの戦士たちは殺され、
残った者も地下へと潜り好機を待つのみとなっていた。

帝国暦24年。
シャロームの辺境では、ゼノビア王国騎士団のわずかな生き残りが最後の戦いを挑もうとしていた。